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オリンピックをTVEverywhereで見て思ったこと

アメリカでは、有料テレビ各社(ケーブル、衛星、電話会社系)が「TVEverywhere」と呼ばれる方式を熱心に推進している。アメリカの有料テレビ業界の動向については下記参照。http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101126/217294/ギョーカイ人とし…

平清盛と「ソーシャルTV」の陰謀論

こんな記事を見つけたので、またまた「平清盛ヲタ」の私が湧いて来ましたよ。朝日新聞『平清盛』記事へのコメントに関して - 春日太一の「雪中行軍な人生」私は研究家でも評論家でもなく、ここに書くのは完全に根拠のない勝手な自分の想像話であることを最初…

「スーパーボウルの経済学」記事アップされました

日経ビジネスオンラインで、今回はやや変則タイミングですが、SOPA話の続きということで、「アメリカのテレビにおけるフットボール」という話を書きました。話題のCM動画もいくつか紹介しています。http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120209/2…

SOPAと「カリフォルニア南北戦争」記事掲載されました

日経ビジネスオンラインのほぼ月例コラムで、違法コンテンツ対策法案SOPAをめぐる、シリコンバレーとハリウッドの戦いについての記事がアップされました。http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120202/226812/ちなみに、この記事を書き終わった後…

Huluの記事、掲載されました

予告より少々遅れましたが、Huluについての記事が日経ビジネスオンラインにアップされましたので、お知らせします。「最後の映画館主の発言が気になる」とのツイートを早速いただきました(ありがとうございます!)、ということで、これもぜひ最後までお読…

ネット対応テレビでの「ガラパゴス」不安

日本では、民放の合弁でネットで番組を個別課金で配信、という話が出ている。ネット上での評判をざっと見ると「ダメに決まっている」、または「最初からガン無視」ということのようだ。私としては、「それでもゼロじゃなくて半歩を踏み出したことを評価すべ…

「クラウド音楽」記事掲載

日経ビジネスオンラインの月例コラムにて、今月は米国でにわかに賑やかになった「クラウド音楽」の状況を書きましたのでお知らせします。http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110628/221162/

憂うべきは「カリフォルニアの教育」か「日本のアニメ産業」か

日本のアニメ産業の将来を憂う記事がいろいろ出ているが、このところ、私も少々考えたことがあった。http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090901/203914/ 「僕にとってゲームは悪」だが……富野由悠季氏、ゲーム開発者を鼓舞 (1/6) - ITmedia NEW…

「スーザン・ボイルは孔明の罠?」とケータイ業界的雑感想

話題沸騰のYouTubeセンセーション、「スーザン・ボイルさん」が面白かったので、いろいろクリックして遊んだりしていた。ネットで彼女について読んでいる人は、このイギリスの「Britain's Got Talent」という同じ番組で、2007年のシーズンに優勝したポール・…

そして、アメリカのビッグ・スポーツビジネスは崩壊するかも?

上記に関連して、アメリカでも「テレビ」の地盤沈下はすさまじい勢いで進んでいる。アメリカの最後のテレビの牙城である「スーパーボウル」が、今度の日曜日にあるのだが、広告業界の「アカデミー賞」ともいえる「スーパーボウルの広告」枠が、相当に売れ残…

「違法配信」のせいなのかなぁ?

この記事、興味をもったのでちょっとだけ一言。日本のアニメが世界に「売れない」 生き残りの道は (1/2) - ITmedia NEWS現状はここに報じられているとおりなのだろうが、さてその原因は「違法配信」や「ファンサブ」なんだろうか?もちろん、その影響もある…

コミュニケーションの3分割モデル

IT Mediaの小寺さんの記事を読んでいたら、「ブログに書く」というボタンに(今更?)気がついたので、(制約が多くて最近アタマにくることが多い)はてなでもスクリーンショット貼れるかいな、と実験してみたら、できた。よかった。小寺信良の現象試考:「一…

「広告モデル」は「集中」を前提にしないと成立しない

ガ島の藤代さんに反応して。ただし、切込隊長のこの本は読んでいない。読みたいけど、日本の本を入手するのは、お金も時間もかかるから大変なのだ・・・http://d.hatena.ne.jp/gatonews/20081123/1227461316今回、日本でもあちこちで話してきたけれど、ネッ…

パンドラが難関を突破!そして「アメリカ版電凸」の感想

ちょっと嬉しいニュースがあったので、書きとめておく。最近ではiPhoneアプリでも随一の人気を誇るネットラジオ、Pandoraが、音楽ライセンス料をめぐる議会やRIAA(レコード会社の業界団体)やNAB(既存放送局の業界団体)との泥仕合を戦い抜き、「ライセン…

毎日新聞問題は「セクハラ問題」であるとの認識

当件、まだ続いております。この件につき、署名入りで分析や論評されている方は男性が多いためか、この視点についてあまり言及されていないようなので、書いておく。私自身も含め、毎日新聞問題は「旧メディア対ネット」の構図で語られることが多かったのだ…

取材する力と、グーグルの成功譚と・・

昨日の続き。毎日新聞という企業が今後どうなるかは時の流れに任せるとして、「エセ記者」と「ブロガー」の両方ともにスタンスを持つ私として、やや複雑な思いを持つのは、「取材を仕事にするプロ」をこのあとどうやって確保していくのかなー、という点であ…

「iPhone」はベンチャー界隈で「iモード」にますます似ている

頭の小文字の「i」のせいで、「iPhoneとiPod」と「iモード」はよく頭の中で混乱を招く。いや、サービスの形態だのコンセプトだの、ぜんぜん違うのは言われなくてもわかってるのだけれど、アメリカのライフスタイルの中でこの二つはかなり位置づけが似ている…

地デジ・コンバーターがやってきた

我が家に、デジタルTVコンバーターがやってきた。ちょうど、地デジの話題がまたいろいろ盛り上がっているところでもあり、参考にちょっとアメリカでの我が家の体験談を書いてみる。http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/074850c7252e6b8de219d51e7c9792e3 htt…

慶応DMCでの講演ビデオがアップされました

7月2日に、トーキョーワンダーサイトで行った、慶応DMC講演会の動画がアップされましたので、是非ごらんください。タイトルは、「ネットとパブリック・ドメインのダイナミズム」。タイミングの問題で、大急ぎで考えたタイトルなので、なんだかよくわからな…

別腹メディアと「発狂小町」の話

今回AMNに参加する話をいただいた後に、実は、とあるニュースサイトから、記事を書いてもらえませんか、とのお話をいただいた。別にAMNとコンフリクトがあるわけでもなんでもないが、「連載は一つしかやらない」と決めていて、今は「日経コミュニケーション…

出版ロングテール続きと「子供の本離れは返本制度のせい」という話

私の本ばかり宣伝しているが、実は梅田さんの新しい本が出る。私の本と、中島さんの本は、すでにアマゾンで「いっしょに買う」でしっかりペアになっているが、是非こちらも一緒にどーぞ。新著「ウェブ時代 5つの定理」2月27日刊行 - My Life Between Silicon…

出版の「ロングテール」を実感、「ブロガーの書く本」

中嶋さんが、本を書かれるらしい。Life is beautiful: アルファ・ブロガーはなぜ本を書くことになるのか?・・で、実は私も今本を書いている。秘密にしていたワケではないが、ちゃんと書きあがるか不安だったので、なんとなく言いそびれていた。タイトルは、…

桃屋CMアーカイブ公開 - 映像における「パブリック・ドメイン」の試み

数日前に発表されたのでご存知の方も多いと思うが、あの三木のり平さんのアニメでおなじみの「桃屋」のテレビコマーシャルが、アーカイブとしてネットで公開された。 「食卓に映し出された"昭和"と日本の生活文化」オンライン展、下記でご覧頂けるようになり…

ネット・テレビ Hulu.comを試してみた

いや、別にレビューしようと思って試したのではない。必要にかられて、調べたらこれしか方法がなかったのだ。NBCのドラマ「Heroes」を見ている。例の、日本人俳優マシ・オカが出ているやつである。連続ドラマを毎週一回、決まった時間にきちんと見るというこ…

CMに富が集中する、日本のメディアのエコシステム

昨日の続きで、ちょうど、映像コンテンツ制作話を書こうかと思っていたところで、このようなエントリーを読んだ。http://d.hatena.ne.jp/kagami/20071016#p3日本では、俳優は「テレビドラマで顔を売って、CM出演で儲ける」仕組みになっていると思っていた。…

「非現実」がアニメの独壇場でなくなると・・・

これを読んで、そういえば、と思った。アニメ----破綻したビジネスモデル - 愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt)こちらアメリカだが、ウチの子供たちも、そういえばここ1-2年、全くテレビ・アニメを見なくなった。上の子が10歳なので…

マシ・オカとギーク映像コミュニティのルーツ

現在、世界で最も人気のある日本人俳優はダレでしょう?世界最大の映画データベース・サイト、IMDbの「スターメーター」*1によると、渡辺謙でも真田広之でもなく、もちろんキムタクでもなく、人気テレビシリーズ「Heroes」の癒し系キャラ、マシ・オカなのだ…

ばばぁの繰言だけど、「ポケモンは自然に売れたんじゃない」という話

いつもながら、この件は私には、生活レベルでのアメリカと日本のことしかわからないので、その範囲に限定して書く。なんだか盛り上がってきて、面白くなってきた。利権が無い文化を育てれば日本は生き残れる - アンカテ Life is beautiful: 日本は世界経済に…

ジョージ・ルーカスの英断ブランド戦略 - 「スターウォーズ」公式マッシュアップ

パチパチパチ(拍手の音)!今朝のウォールストリート・ジャーナルを読んで、思わず拍手してしまった。ハリウッドの強権著作権保護勢力のご本尊であるディズニーとは、以前からちょっと一線を画していたルーカスフィルム。記事によると、同社もスターウォー…

Middle Tailコンテンツが少しは商売になる兆し?

ウェブ動画の台頭に関連して、テレビ番組や映画などの本格的メディアコンテンツ(「Head」)でもなく、ティーンエージャーが音楽に合わせて口パクしているしょーもないホームビデオ(「Long Tail」)でもなく、ちゃんとしたプロが作ったけれど現在のメディア…