2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

マイクロソフト vs. Rest of the World <携帯展示会雑感>

今週はサンフランシスコで携帯電話の展示会に来ている。CTIA IT & Entertainment 2005といい、携帯電話の本流でなく、データ・アプリ・コンテンツなどの関連で、規模も春のメイン展示会よりだいぶ小さい。今回は、本番の展示会の直前、昨日の朝に、ビル・ゲ…

IT産業でのキャリアを目指すお若い方々(特に女性)へ

ふと、思い出したので、書き留めておく。こうしたことが気楽にできるのも、ブログのよいところだ。私の所属する一橋大学OBのIT経営研究会では、学部で一こま講座を持っていて、IT産業に従事するOBが学生に話をする。昨年は私も対談にお呼びいただき、シリコ…

Converged Devices(その2)-「パソコン一家のきかん坊」とiPod電話

ウチのiPod Miniくんは、きかん坊である。ちっとも言うことをきかない。電源をオフにしておいたはずなのに、勝手に夜中に動き出したり(それも、なぜか必ずクラプトンをやっている)、曲を勝手にどんどん飛ばしてしまったりする。それで、先日はパソコンのiT…

カトリーナへの日本からの寄付 - 「官から民へ」

1週間ほど前だったか、地元のサンフランシスコ・クロニクル紙に、ハリケーン・カトリーナ向けの各国からの援助額が一覧で出ていた。日本からはたったの100万ドル。バングラデシュやベネズエラと同じ額で、ちなみに中国は500万ドル、韓国は3000万ドル、産油…

在外選挙はホントに大変だった・・・

「在外邦人に投票権がないのは違憲」という最高裁の判決が出たのには驚いた。セオリーから言えばその通りだとずっと思っていたが、日本全体への影響を考えれば大したことはないものだし、問題にされることもないのかと思っていた。日経新聞によると、総務省…

ビジョン・セラピー必要との診断が出た

今日、息子の視覚発達障害診断の検査結果が出た。思った通り、というか望んでいたとおり、視覚の発達に障害があり、ビジョン・セラピーが必要との結果だった。やった!これで、きっとかなり治る!今日は私だけが医者のところへ行き、どのような検査をして、…

選挙に見る日本の新しい時代と「集団知」

岡目八目という言葉があるが、今回の選挙の経緯や評価などをアメリカのプレスで読んでいると、日本のプレスに比べて分量が少ない分、すっきりまとまってわかりやすい。特にウォールストリート・ジャーナルは、以前からなかなか秀逸な記事を書いていると思う…

ニューオーリンズ、通信災害の謎

今朝のウォールストリート・ジャーナルに、ハリケーン被害を受けたニューオーリンズの市当局が、すべての通信手段を絶たれてしまい、いかにしてそれを回復したか、という苦労話が載っていた。テレコムオタクとしてはめちゃくちゃ面白い話なので、思わずまた…

ビジョン・セラピーその後-行く手に光明が

この話については、専用のカテゴリーを設けることにした。視覚発達障害に私が関わり始めた様子は、下記エントリーを参照。読み書き障害と「目」-テレビばかり見てるとバカになるか? - Tech Mom from Silicon Valley今日、精密検査があった。私は待合室で待…

シャラポワのアンダースコートとスプリントのアヤシイ関係?

今日の話は、テニスとテレコムの両方のおたくがはいっているごく少数の方にしかウケないネタという旨、あらかじめお断りしておく。(カテゴリー分けもかなり無理矢理。)今ニューヨークで開催中のUSオープンテニスを仕事しながら朝から晩まで見ている。今年…

テレコムおたく史観による新興国のダイナミズム論

いつもはアメリカのかなり個別具体的なプロジェクトに没入し、あまり一般的な勉強をする時間もないのだが、このところレポートを書く必要に迫られ、世界全体の通信業界の動きを数ヶ月にわたって見直している。そうすると、アメリカで凝り固まった「パラダイ…

ニューオーリンズの哀しみと惨状

アメリカの地方都市の中で、ニューオーリンズは私にとって、最も縁のある都市だ。携帯電話の展示会がよく開催されるので、2〜3年に一回は行っている。今年の3月にも訪れ、街を歩いたり食事を楽しんだりした。そのニューオーリンズが、ハリケーンのせいで…

読み書き障害と「目」-テレビばかり見てるとバカになるか?

同じ問題を抱えたお子さんをお持ちの親御さんに、少しでもお役にたてばよいと思って書いてみる。我が家の8歳の息子は、読み書きに問題を抱えている。学校でスクール・サイコロジストだのスピーチ・スペシャリストだのを交えたミーティングを何度もやって、…