アメリカ

あわせて読もう!オバマの「ソーシャル+ビッグデータ選挙戦」

日本でも選挙直前ということで、米国大統領選におけるソーシャル・ビッグデータ・ネット・ITに関して二つのレポートを書いた。少し前に、ZDNetの記事にも事例として活用したもので、それぞれ前半部分は共通化してあり、そのプラットフォームにそれぞれ別々の…

アメリカの田舎パワー

こんな話とか読んでちょっと思ったことがある。 地方暮らしが限界な話(メモ)(追加あり): やまもといちろうBLOG(ブログ) 無職の父と、田舎の未来について。(9/24追記) - どさんこ田舎者、東京でいろいろつくる先週は、会議出席のためラスベガスに行っ…

 息子に学ぶ米国史:南北戦争で北が勝ったワケ

老いては子に従え、ということで、米国史を「自国の歴史」として学んでいる息子たちから、ときどき目からウロコの話が聞けて面白い。飯を食いながら、小学生のほうに「電報とは何か」ということを説明していたら、高校生のほうが、「そうそう、南北戦争で北…

ビンラディンと「アラブの春」と日本赤軍の末路

今日の日経ビジネスオンラインのこのコラムは、私が想像していたとおりのことを専門家が事実を示して説明してくれていて、面白かった。http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110510/219890/?rt=nocntここ一連、エジプト・チュニジア・リビアなど…

日経ビジネスオンライン「送電・節電編」掲載されました

昨日予告どおり、日経ビジネスオンラインのアメリカ電力問題についての記事、「電力不足解消のカギを握る『スマート』と『超電導スーパーステーション』」が掲載されました。前回に引き続き、Cando Advisorsの安藤千春さんと阪口幸雄さんにお話をうかがった…

 オバマが電気自動車を支援するワケ

日経ビジネスオンラインに、2回シリーズでアメリカの「電力」対策について書いた。第一回の「発電編」に続き、第二回「送電・節電」編は明日あたりアップされる予定。これを書き終わった後に、ビンラディン殺害成功事件があったのだが、その話を聞いていて…

日経ビジネスオンライン「代替エネルギー」掲載されました

電力問題が話題を集めているので、当地クリーンテック・コンサルタントである安藤千春さんと阪口幸雄さんにインタビューして記事を書いてみました。http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110411/219400/

千羽鶴の幸せな行方は、なんとジェフ・ベゾスのおかげだった!

昨日、わが息子の通っている中学(Middle School)にて、毎年恒例の「マルチカルチュラル・フェア」が開催された。前から私は、日本ブースの企画チームの一員で、剣道のパフォーマンスを知り合いにお願いしたり、日本出張時に我が中学で大流行中の「ハイチュ…

悪名高いアメリカの「人的サービス」が少しよくなってるような

友人とランチしながら四方山話。「最近は不景気のせいか、カスタマーサービスに電話したときなどのサービスがよくなってませんか?」という話になり、賛同を得た。以前は、カスタマーサービスに電話するのは覚悟がいった。まず、「◯◯の場合は何番のボタン・…

ある潮目。「中国疲れ」と日本の立場。

軍事や政治の面で、あるいは他の産業やアメリカ全体でもそうなのかどうかはわからない。でも、このところ、ITやネットの世界では、日本をめぐる世界の潮目が少し変わってきているような気がしている。ま、あくまでもシリコンバレーから見た話、でしかないけ…

○☓△と標準化の嫌いなアメリカ人

だいぶ以前、渡辺千賀さんのブログで「日本における○☓△」の起源は?というエントリーがあり、とっても面白かったのだが、今日たまたま息子の数学の勉強を手伝っていて、それを思い出した。子供の学校で、テストや提出した宿題などを返されて見直すと、いった…

学校競争のカタチ

アメリカ全土に該当する話かどうかはわからないが、私の居住地近辺では、「公立学校の平均スコア」と「不動産価格」はダイレクトに比例している。相関指数1対1どころか、場合によってはもっと極端に、ちょっとスコアがあがると家の値段がガーンと上がると…

カイザーの話、追記

昨日は、私の体験を思わずTwitterでつぶやいたら、日本の現役のお医者様から「詳しく」とご希望をいただいたのでまとめて書いただけなのだが、意外に多くの方に読んでいただいた。ざーっと飛ばし書きしたため、かなり重要な事項を書き忘れたので、ちょっと追…

カイザーの電子医療システム雑感

昨日(土曜日)、息子がものもらいを発症した。目薬を買ってきてつけさせたが、今日になってますますひどくなったので、医者に相談することにした。しかし、日曜日なので通常の外来はお休みである。どうするか。我が家は、Kaiser Permanenteという医療サービ…

オバマのいわゆる「Twitterおよびネット戦略」の今更解説

自民党がTwitterを使おうという話に関連して、オバマがTwitterを使っている云々という話が世間で取りざたされているようなので、もう一年以上前の選挙直後に作った資料がネタで恐縮(アップデートまでしてる暇が今ないので・・・)だが、昨年の大統領選にお…

千人針を懐に散った「アメリカ版特攻隊」の悲劇 「Only The Brave」

8月は日本では第二次世界大戦のメモリアルの月なので、終戦記念日を境にそろそろ終わっただろうけれど、「日本が受けた戦争の被害と悲惨な運命の人々の物語」が、数多くテレビなどで毎年紹介される時期。そんな中で、意外に知られていない(と思われる、少…

元AT&TのウィタカーがGMのCEOになるそうな

ちょっと驚いたので脊髄反射してみる。Former AT&T Chief to Be GM Chairman - WSJエド・ウィタカーといえば、テレコム黄金時代を戦い抜いて現在の「2大キャリア体制」の一角を築いた人であり、私には「コワモテ」という印象が強い。シリコンバレー風の、新…

「MILK」と「イケメン市長」にみるサンフランシスコ市の政治風景

なんで突然、苦手な「政治」の話を前回書いたのかというと、ネット論壇が盛り上がっているのに便乗しようという下心に加え、このところ立て続けに「サンフランシスコ市の政治風景」2題に興味をひかれたからだ。一つは、今年のアカデミー賞でショーン・ペン…

そして、アメリカのビッグ・スポーツビジネスは崩壊するかも?

上記に関連して、アメリカでも「テレビ」の地盤沈下はすさまじい勢いで進んでいる。アメリカの最後のテレビの牙城である「スーパーボウル」が、今度の日曜日にあるのだが、広告業界の「アカデミー賞」ともいえる「スーパーボウルの広告」枠が、相当に売れ残…

やはり、デジタルTV移行は4ヶ月延期→と思ったらそれもまたひっくり返った

昨日のニュースなので皆さんご存知とは思うが、一応以前の記事のフォローとして、結果をここにご報告しておく。2月半ばに予定されていた、アメリカの地上波テレビのデジタル移行は、6月12日に延期された。詳細は下記の記事などを参照。http://news.cnet.com/…

続報デジタルTVドタバタ劇 ベライゾンとAT&Tは共闘しないようだ

先日の続報。ベライゾンは予想通り、アナログ停波延期に対し「徹底抗戦」の構えだが、AT&Tは「90日ぐらいなら、遅れてもいいんじゃなーい?」との立場だそうだ。http://money.cnn.com/news/newsfeeds/articles/djf500/200901121810DOWJONESDJONLINE000661_FO…

アナログ停波前夜、やっぱりドタバタが始まった

これまで比較的静かに進んでいたアメリカのTV地デジ転換だが、ここへ来てあまりにお決まりどおりの騒ぎが始まった。InformationWeek, serving the information needs of the Business Technology Community アナログテレビしか持っていない人がデジタル・コ…

日本におけるハワイの凋落は自己責任じゃないか論

この年の瀬も押し詰まった日に、どうでもいいことにかみついてみる。ハワイに行く日本人観光客が激減しているという話を読んだ。http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/208804/ハワイより黒川温泉のほうがいいよね、という話は、「パラダイス鎖国」の…

全国版になった「プリウス」ジョークと「優等生」の話

Jeff Dunhamという腹話術師の芸がYouTubeやComedy Centralで大人気。強烈に「politically incorrect」な「Achmed the dead terrorist」みたいなノリが売りで、その中に「HammerとPrius」というジョークがある。ガソリンがぶ飲み=politically incorrectなハ…

チアペットの寂しいクリスマス

クリスマス前だというのに、今年はなんとなくクリスマス気分が盛り上がらない。まず、車でラジオを聴かなくなった。それで、この時期「イヤ」というほど流れまくる、陳腐なクリスマスソングに載せた商品のCMを聴かない。去年までは、車の中の定番はiPodだっ…

「SOX法が不況の遠因」という説

ポッドキャストTWiT(No.171参照)を聞いていたら、John C. Dvorakが標記の説を唱えていた。SOX法批判は彼の持論で、今回の金融崩壊大不況も、そういう面があるというお話。「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな感じではあるけれど、シリコンバレーから見た実…

アメリカ全国大不況、ではない

トシはとりたくないもんで、最近モノゴトを素直に受け取れないことが多い。今日も、「AT&Tが12000人削減」というニュースを見て、「コイツら、自動車会社に便乗して、組合にいろいろ飲ませるために、『ホラ、大不況なんだから、今削減しないと。それから、次…

目玉のないクリスマス

ちょっとばかし日本に行っていた。アメリカでは、Thanksgivingが終わってからクリスマスの飾りに変わるのだけれど、日本ではもうすっかりクリスマスのデコレーションになっていた。クリスマスの飾りだかどうだか知らないが、嵐山の駅前の和風オブジェはキレ…

明治維新って、こんな感じだったのかな

オバマの記事や報道を見ていて、「もしかして、日本の明治維新で、ペーペーの下級武士だった伊藤博文とかがいきなり首相になった時って、一般庶民から見たら、こんな感じを受けたのかな?」などと考えている。オバマの演説の中で登場する、百歳のおばあちゃ…

歴史的瞬間

私の2日前のエントリーに書いたことは、どうやら杞憂に終わったようだ。息子は宿題で、どの州でどっちか勝ったか、地図を赤と青に塗り分けるためにテレビにはりついていたが、8時に西部の州で投票が終わったとほぼ同時に、歓声があがった。オバマの地すべり…