現代ビジネスとZDNet記事のお知らせ

現代ビジネスにて、「ビッグデータ文明論」の連載が始まりました。「新書カフェ」というメルマガの枠内です。一ヶ月に2回、数ヶ月程度の予定です。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34267

志としては、「フツーの人のためのビッグデータの話」です。特にネットやクラウドやシステムの背景知識のない方が、「ビッグデータ」というコンセプトや、シリコンバレーにおける「哲学」と「技術趨勢」を理解していただけるように、ということです。例えば、技術動向に明るい現場の方が「わが社のデータ戦略はこうしたい、でも上の人がなかなかコンセプトを理解してくれない」といった場合に、「まずはこれを読んでください」と渡せるような感じの線を狙っています。

ビッグデータも、あちこちで本が出てすっかりお馴染みの用語となりましたが、どちらかというとシステム屋さんたちの範疇の技術的な話か、またはビッグデータを使ってどうやって儲けるかの話が中心であるような気がします。それはそれでいいのですが、それ「だけ」じゃ寂しいね、ということで、ビッグデータというものが世の中にどういうインパクトを与えるのか、何に使えるのか、ネットやITに関わる人間として、これを新しいツールとして使って何をなすべきか、といった大きな話まで持って行きたいと思っています。

また、連載中のZDNetビッグデータクラウドストレージ」のシリーズでは、オバマの選挙に関する話を書きました。

【海部美知 for Cloudian】AWSを使ったオバマのケチケチ「マネーボール」作戦を企業も活用へ - トピックス - ZDNet Japan
http://www.gemini-bigdata.com/2012/12/aws.html

こちらは、まさに具体的な技術動向の話ですが、オバマの選挙戦略は前回にも「ソーシャル」がらみで少々勉強したので(記事には簡単にしか書いていませんが)、その続きとして取り上げました。別の角度からのもう一つの記事も今週出る予定です。