目玉のないクリスマス

ちょっとばかし日本に行っていた。アメリカでは、Thanksgivingが終わってからクリスマスの飾りに変わるのだけれど、日本ではもうすっかりクリスマスのデコレーションになっていた。クリスマスの飾りだかどうだか知らないが、嵐山の駅前の和風オブジェはキレイだったなー・・・(緑に先のほうだけ色の混じった紅葉のほうも、ちょうど美しかったです。はい。)

さて、そのアメリカのクリスマス商戦、なんせ「百年に一度の大不況」なのだが、これぞという目玉商品がなくて、金融崩壊騒ぎが始まる前から、今年は不調との予想があったとかなかったとか。

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確かに、「Wii」だとか「iPhone」だとか、そういう大型新商品は見当たらない。「TIME」誌の「今年の10大発明」のトップが「Peek」って、なんじゃそれ?2位以下に続くのがG1、MacBook、iTouch...って、G1はともかく、あんまり「発明」とは言いがたいような・・・

上記記事によると、エレクトロニクスだけでなく、「ブーム」現象になるおもちゃの目玉が今年はないとか。その昔の「キャベツ畑」や「くすぐりエルモ」とか、少し前の「ファービィ」とか「ピカチュウ」とか、その手のキャラクターの人気者が、確かに見当たらない。下の子のハロウィーン・パーティのときのクラス写真を改めて眺めて見ると、一番多いのが「Clone Trooper」で、これまた定番スターウォーズの続き物ですな。今年夏のアクション映画で一番の人気だった「アイアンマン」も、キャラクターとしての定着度はイマイチ、のように見える。

かろうじて名前が挙がっているキャラクターは、「BAKUGAN」(爆丸)。日本のアニメだそーで、知らなかったけれど、子供に聞くと、確かに人気があるそうだ。あとは、定番エルモの新バージョンとか。それらにしても、上記にあがっているようなブームにははるかに知名度は及ばない。

エレクトロニクス製品の開発サイクルからしても、コンテンツ系のヒット・サイクルからしても、今年はもともと、危ない年だった、ということなのかもしれない。