世界

ビンラディンと「アラブの春」と日本赤軍の末路

今日の日経ビジネスオンラインのこのコラムは、私が想像していたとおりのことを専門家が事実を示して説明してくれていて、面白かった。http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110510/219890/?rt=nocntここ一連、エジプト・チュニジア・リビアなど…

邦人保護と「パラダイス鎖国」の関係

これは、ずっと疑問に感じているが、私の中では結論が出ていないことをつぶやいているだけの話。今朝テレビのニュースでは、エジプトから脱出してアメリカに戻ってきた人を映していた。日本人も、例によって政府の出足が遅いとか批判されながらも、どうやら…

イギリスは「グレースフルなる衰退」をしているのか

池田信夫先生の記事を読み、この本を読んでみた。たいへん面白かった。イギリス近代史講義 (講談社現代新書)作者: 川北稔出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/10/16メディア: 新書購入: 4人 クリック: 102回この商品を含むブログ (53件) を見る私はたまたま…

ある潮目。「中国疲れ」と日本の立場。

軍事や政治の面で、あるいは他の産業やアメリカ全体でもそうなのかどうかはわからない。でも、このところ、ITやネットの世界では、日本をめぐる世界の潮目が少し変わってきているような気がしている。ま、あくまでもシリコンバレーから見た話、でしかないけ…

ハイチに関する記事掲載のお知らせ

先日来、しつこくブログに書いておりましたハイチの地震による通信被災・回復状況と、通信周辺情報をまとめたものが、KDDI総研R&A ウェブにて公開されました。ちょうどチリ地震の直後でもあり、関係者の皆様はチリと対比して読んでいただけるといいかと思い…

ヨルダンの王妃と雅子妃の夢

バルセロナのMobile World Congressから帰ってきたばかり。久々にアメリカと日本の間の無限ループを脱して違う世界を見て、いろいろと新鮮な驚きを感じている。真面目な話はおいといて、火曜日のキーノートには、ヨルダンのラニア・アル・アブドラ王妃という…

ハイチ状況 通信関係の話題と我が身を振り返る

ハイチに関しては相変わらず日本では低い扱いのまま、それでも一応被害情報が流れているようなので、私は通信・携帯関係で気がついた情報を少々まとめてみる。 モバイル寄付 日本では、「ハイチに千羽鶴を送ろう」というmixi活動が広がっているとの記事がtwe…

Global Voicesにて、ハイチに関する記事に引用していただきました

粛々と、ハイチキャンペーンを続行します。英語で世界各地のネット世論を紹介するGlobal Voices Onlineにて、Chris Salzbergさんが、先日の私の英語と日本語のブログ記事、およびそれにいただいたコメント・ブクマコメントを引用して、とてもいい記事を書い…

米国赤十字からのハイチ写真メール

先日書いたように、ハイチ援助としては、私はウェブと携帯の両方から、米国赤十字に寄付をしてみた。今までも何度か赤十字には寄付しており、ウェブから寄付すると確認メールがくるのは当たり前なのだが、今回は「米国赤十字CEO」から、写真つきのお礼メール…

ハイチにおける日本の不在について

前のエントリーにも書いたように、アメリカは大幅にハイチに援助をしているが、それだけでなく、ほかの国からの国際救援活動についても、ここ数日、当地では派手に報道されている。米大陸の近隣諸国と、欧州主要国だけでなく、中国と台湾が競争でレスキュー…

ハイチ雑感

今日も、朝のローカルテレビニュースの半分ぐらいはハイチ地震の話だった。オバマ大統領は1億ドルを超える援助を約束、港も空港も破壊されて物資の流通もできないため米軍の空母がハイチに向かっているそうな。なんでアメリカがこれほどハイチに熱心になるん…

産業という名の麻薬 − 「ローマ亡き後の地中海世界」からの脱線

休暇モードが治らず困っている。またまた、塩野七生「ローマ亡き後の地中海世界(上)(下)」を読んでしまった。あー、早く読書やめないと、社会復帰できない・・・ローマ亡き後の地中海世界(上)作者: 塩野七生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/12/20メ…

世界は何色に見えているのだろう

こんなはてブ人気エントリーを見つけて、昔のことを思い出した。目の見えない人に「青」という色を説明しなさい【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】30年以上も昔の話になるが、私が初めて交換留学生としてアメリカに来たときのこと。田舎町だったの…

デジタルがもたらした夢の時代の終焉

先週金曜日から土曜日にかけ、いろんな人にいろんなことをしゃべった。一貫したテーマできちんと整合性があるようにまとめる頭の体力が全くなかったので、そういうフォーマットは助かったのだが、少し体力が回復し、また梅田さんの講義録を読んで、あの渡辺…

驚愕のカルロス・スリム

今日は新しいエントリーを書いていないのに、なぜかいつもの何百倍ぐらいの瞬間最大風速でこのブログにアクセスが来ていて、驚愕した。何かのアタックか?と心配して、どのエントリーにどこから来ているのか調べたら、またまた驚愕した。「メキシコのテレコ…

「価値感」で選ばれる政治家の「ごくろーさん」

こういう話とか・・・ 2008-10-23 こういう話とか・・・ 「首相は安い店に行け」 高給番記者たちの「庶民感覚」 : J-CASTニュースを読んでいると、洋の東西を問わず、政治家を「政策」とか「政治担当能力」で選ぶ人というのが、いかに少ないか・・・という諦…

Blog Action Dayエントリー - 韓国の「中間層」の話

今日はブログ・アクション・デイなのですが、超忙しくてちゃんと「貧困」の話を考えて書く暇がないので、手抜きですがこのところ気になっている韓国の話を無理やりこじつけて、英語ブログに書きました。http://hogacentral.blogs.com/japan_tech_blog/2008/1…

追われる者の気持ち - タタ自動車とボーダフォン

数日前の話になるが、インドのタタ自動車が、イギリスのローバーとジャガーを買収する、という話にぶっとんでしまった。今の親会社であるフォードがタタに売ることにした(タタき売り・・・?^^;)、という話。レノボがIBMのパソコン部門を買収したときもち…