2007-01-01から1年間の記事一覧

またまた「視覚問題」が - 「聴覚」プラス ビジョンセラピー

我が家の子供たちの学習障害については、しばらく特に発展がなかったのだが、次男坊のTがこの秋から小学校1年生になり、ちょっと動きがあった。Tは「auditory processing problem」(聴覚プロセスに問題)があると指摘されていたのは、以前下記のエントリー…

マイクロ・マス経済の時代 - ウォルマートの落日

今週、久しぶりに最後まで読んだウォールストリート・ジャーナルの記事、「ウォルマート時代の終わり」。Wal-Mart Era Wanes Amid Big Shifts in Retail - WSJウォルマートと言えば、ご存知、世界最大のスーパーマーケット・チェーン。郊外の大型店舗であり…

マシ・オカとギーク映像コミュニティのルーツ

現在、世界で最も人気のある日本人俳優はダレでしょう?世界最大の映画データベース・サイト、IMDbの「スターメーター」*1によると、渡辺謙でも真田広之でもなく、もちろんキムタクでもなく、人気テレビシリーズ「Heroes」の癒し系キャラ、マシ・オカなのだ…

 そこまで言うか!FTの「ジャパンズ・ゾンビ」記事

そりゃ、私だって「パラダイス鎖国」とかいろいろ言っているけれど、あんたはここまで言うか!イギリスはファイナンシャル・タイムズのきのうの記事。 It is said that a frog will sit in slowly boiling water, insensitive to the rising temperature tha…

「アイピーモバイル」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」と「テレコム大航海時代」

日本では、アイピーモバイルの件で、まだもめ続けているらしい。下記のエントリーは、この件の経緯をわかりやすくまとめてあり、ご意見も的を得ていると思う。ベンチャーの苦悩: アイピーモバイルの場合 - シリコンバレーの日々私は、関係者にあまりに近い…

家事ロボットの愚

たまたま、ロボット技術に詳しい方とお話する機会があり、その方から「日本では、引き続き、家事・介護用ロボットの開発に国家予算がつぎこまれている」という話を伺った。確かに、よく新聞などで「家事ロボット」の話を見かける。で、下記のようなことを申…

記事掲載のお知らせ 「ベイスポ」連載が始まっています

先週、日本に出張に行っていたので忘れていましたが、サンフランシスコ・ベイエリアで配布されている無料コミュニティ紙「ベイスポ」に、私の連載コラムが先週から始まっています。1ヶ月2回が基本なのですが、紙面があけばそれ以上でも載せるということら…

iPhoneハイプと「裸の王様」

はっきり書いていないけれど、このブログでも、私はiPhoneに対して割と冷ややかだった。アメリカの業界でも、パソコン系・ギークメディア系の人たちがハイプしている割に、携帯電話系の人たちは冷ややかな態度を保っていた。電話としてみると、評価が低くな…

携帯ネット万能の世の中は、いつまでも続かない!んじゃないかな・・・

トシをとってくると、世の中で熱狂していることに対して冷ややかになる、という悪い傾向が強くなる。私も年をとったな、と思いつつ、「ふん、そんなこと言ってるけど、いつまでも続くもんか」と思うことをひとつ。相変わらず、日本では「パソコンから携帯へ…

「サムライ」世代 vs. 「ニンジャ」世代

アメリカ時間でいうと昨日に書いた下記のエントリーでは、「んなことあるか、ボケ!」とツッこまれまくるかと思ったら、意外に「同感」とか「安心」とかのコメントが多く、そのことのほうが私には驚きで興味深かった。(みなさん、読んでくださってありがと…

「稚児のそら寝」的に、オープンシステム出産経験談を書こう

はてブで、奈良の妊婦なんたら事件がたくさんマークされている。昨年の奈良の事件からたまたま興味があって読んでいたので、ちょっといろいろリンクを読んでみたたら、「医療崩壊」の対策として「オープンシステム」を提唱している人がいるそうだ。奈良「産…

[ブロードバンド」 日本とアメリカのブロードバンド 光と影

日本のブロードバンドのこの数字が、記事になって話題になっているらしい。世界一インターネット接続が速い国ニッポンの光と影:らばQ少し前に、ちょうどこの元ネタになった数字を探し出して料理していたところなのだが、こちらは回線速度だけじゃなくて、料…

家庭内労働力の確保はラクじゃないのだ

少し前に、チャドル話にケチつけたが、その続きの話。チャドルの問題じゃぁないだろうが・・・ - Tech Mom from Silicon Valley「家庭内労働力」が世の中に存在したとしても、それだけじゃ我が家の問題は解決しない。その二つの間をつなぐ「マネージメント」…

キャリア様の逆鱗に触れたiPhone?

ぼちぼち世間様でiPhoneネタが尽きてきたようなので、いよいよヒネクレ者の出番、かな。相変わらず、アナリストは「今四半期で80万台」とか強気の販売予想をしているし、使っている人の間での評判もよいようだ。パロアルトのアップルの店はiPhone一色。販売…

皆既月食を見たよ!

月が欠け始めるところから完全に隠れるところまで見たのは初めてです!午前1時51分から、ちょうどほぼ1時間で隠れました。途中から、月の輪郭がぼうーっとオレンジ色に見えてきて、完全に隠れても薄くオレンジ色に見えているのが幻想的できれいです。亭主は…

 「インターネットは誰のものか」を読んだ

少し前の中島さんのブログの、「インターネットは本当にパンクするか」というエントリーに関して、日本ではこれが議論のスタンダードになっているらしい、という本を読んでみた。Life is beautiful: インターネットは本当にパンクするのか総務省のエース、谷…

チャドルの問題じゃぁないだろうが・・・

いまどき日経新聞の紙バージョンなど読んでいると言うと、「化石」扱いされそうでちょっと恥ずかしいが、まーなにしろ今朝読んだ。「家庭欄」にときどき女性の社会進出の話が出て来るのだけど、今日もまた文句を言いたくなってしまった。イスラムの伝統が根…

シリコンバレーの「チープ・シック」

「チープ革命」と呼ばれるIT運用コストや起業コストの低下、の話ではない。当地のコンサルタント仲間の先輩と文房具の話をしていたとき、こんな話になった。「最近、ベンチャーの人って、プレゼンにパソコン使いませんね。カラーでプリントアウトした紙をバ…

日本の年齢層別「ニッチ(生息圏)」

渡辺千賀さんのエントリーを読んで、笑ってしまったのでちょっと書く。ビリーズブートキャンプにみる日米流行の違い | On Off and Beyondビリーズ・ブートキャンプの話はさておき、エントリーの中で (アメリカは)「人口密度が薄いのでニュースが大勢を左右…

真田広之さんは今川義元にあらず

昨夜、アメリカではようやく公開された、ダニー・ボイル監督の「SUNSHINE」(日本題:サンシャイン2057)を見てきたところ。この映画に宇宙船のキャプテン役で出ている真田広之さんの公開直前インタビューの素材がはいってきたので、英語記事にしてHoga Cent…

苦労して手に入れたiPhoneが気に入らず、頭にきたら・・・

ブレンダー(ミキサー)に入れてブレンドしよう。From: Will It Blend? Presented by BlendTec粉々になったiPhoneに、新品のBlendTecのブレンダーつきで、今ホントにイーベイで売られていて、888ドルの値がついている。もっと最近の「bic lighter」の回もお…

日本ガラパゴス なつやすみにっき(3) ユネッサンを作った人はエライ

子供たちが毎年夏休みに日本に来る最大の楽しみは、箱根の温泉遊園地「ユネッサン」。いまさらの有名行楽地だろうし、私も毎年のことでいまさらなのだが、今年もまた感心してしまった。日本でもアメリカでも、遊園地はいろいろ行ったが、ここほど、「ほしい…

日本ガラパゴス なつやすみにっき(2) ネットのアプライエンス化?

もう数日前のことだが、慶応大学デジタル・メディア・コンテンツ機構(DMC)の友人が誘ってくれた謎の会合に行ってきた。DMCの英語ウェブマガジンにはときどき寄稿させてもらっているが、動画配信システムVolumeOneを独自開発したりしているのでテック系の場…

日本ガラパゴス なつやすみにっき(1) 「パラダイス鎖国=今川義元」説

毎年のように、子供の体験入学のために日本に来ている。昨日は、昼過ぎから東京で予定があり、地元の駅にたどりついたところで猛烈におなかがすき(時差でやたら早起きする子供につきあって、朝5時半とかに朝ごはんを食べるので・・)、昼ごはんにはまだ早…

カルロス・スリム、ついに世界一のお金持ちの座に!

ここのところ、ちょっとテニス熱もさめてウィンブルドンにもいまいち熱がはいらず、昨日のネイサンズのホットドッグ競争でも小林くんが負けちゃったし・・・とちょっと負けが込んでクサっているところに、2日ぶりぐらいに自分のブログをのぞいたら!「カルロ…

ばばぁの繰言だけど、「ポケモンは自然に売れたんじゃない」という話

いつもながら、この件は私には、生活レベルでのアメリカと日本のことしかわからないので、その範囲に限定して書く。なんだか盛り上がってきて、面白くなってきた。利権が無い文化を育てれば日本は生き残れる - アンカテ Life is beautiful: 日本は世界経済に…

お久しぶりの「パラダイス鎖国」と「情報発信」を閉ざすことについて

「パラダイス鎖国」という話をこのブログに書いたのは2年前のことで、そろそろ書くことも尽きているので今更なのだが、たまたま雑誌に「パラダイス鎖国について書いてください」という依頼があり、まーいっぺんぐらい活字になるのも悪くないかな、と思って…

あまりにも地元の悲劇 一家心中、日本人の奥さんと娘さんも・・・

今朝のサンフランシスコ・クロニクルに、アメリカでは珍しい一家無理心中の事件が報じられていた。お母さんは皮膚科のお医者さん、お父さんはそのクリニックを経営し、小学校と幼稚園ぐらいの幼い二人姉妹、という、バークレーに住む家族。公園の駐車場で、…

 父の日雑感 - マネージメントとしてのお父さん、お母さん

今日は父の日ですね。お父さんがた、Happy Father's Day!!アメリカでも日本でも、父の日は母の日よりも地位が低いのは共通の現象のようだ。日経の随筆欄にもその記述が今日あったし、一方昨日のサンフランシスコ・クロニクルによると、アメリカで父の日のプ…

日本におけるテレコム新規参入の難しさ

日経新聞に載っていた、「次世代高速無線通信」の免許割り当ての話を読んで、ちょっと不安になった。テクノロジー : 日経電子版90年代にアメリカで、携帯事業への新規参入を創出しようとしてベンチャーに特別に周波数枠を割り当てて競売したことがある。私自…