シャラポワのアンダースコートとスプリントのアヤシイ関係?

スプリントの新しいロゴ


今日の話は、テニスとテレコムの両方のおたくがはいっているごく少数の方にしかウケないネタという旨、あらかじめお断りしておく。(カテゴリー分けもかなり無理矢理。)

今ニューヨークで開催中のUSオープンテニスを仕事しながら朝から晩まで見ている。今年のオープンでは、やたら黄色が目立つ。ナイキの今年のテーマ色が黄色(プラス青)だからで、レイトン・ヒューイットのシャツも、ロジャー・フェデラーのはちまきも、マリア・シャラポワのアンダースコートも、みんな「ラインマーカーの黄色」である。この色は、数年前まで、愛すべきブラジルのグガ(グスタボ・クエルテン)の専売特許だったのだが。

と思っていたら、CMで真っ黄色の画面が出た!わーっ、スプリントだっ!

オープンの開始直前に、ネクステルとの合併を完了したスプリントは、ネクステルのシンボルカラーだった黄色の地に黒のロゴのカラースキームを採用。ロゴマークも新しくして、今回のUSオープンのメジャー・スポンサーにはいっている。えーと、確か去年は違ったよな・・と思いつつ、はっきりした記憶がない。

スプリントが黄色になったのはありがたい。プレゼンテーションで、各社を色分けして視覚的に表現するとき、スプリントもベライゾンも赤(ベライゾン赤と黒だが・・)だったので面倒だったが、これでスプリントは色違いになった。(ちなみにシンギュラーはオレンジ。AT&Tの青が消えてしまったので、ちょっと色的には寂しい。)

もしかして、スプリントとナイキは密かに提携しているのでは?これってサブリミナル広告では??ひょっとして同じ広告代理店の同じ担当者が怠慢して、両方とも同じにしたのかな???などと、勝手なことを想像してひとりでゲハゲハ笑っている。

ちなみに、今回のUSオープンは、男子はアメリカの希望アンディ・ロディックが1回戦でまさかの敗戦。全豪で帝王フェデラーを死闘の末倒した、予測不能のロシアの暴れん坊マラト・サフィンが欠場ということで、盛り上がりを欠く心配があったが、この真空が幸いして、新しい期待の星が現れた。昨年、ケガと父親の死と、顔半分が麻痺する難病の三重苦で、どん底まで沈んでいた、ジェームズ・ブレークというアメリカの選手である。3回戦で、今年の全仏優勝者で第二シードのラファエル・ナダルを破り、準々決勝まで勝ち残っている。ブレークはこうした劇的な「ライフ・ストーリー」に加え、地元ニューヨークの郊外出身で、テニス界では少数派の黒人で、ハーバードに在籍したこともあるインテリで、人格的にも高い評価を得ているという人で、地元観客の圧倒的な応援を受け、カリスマ的な存在となりつつある。明日は、すでに伝説的なヒーローとなっているアンドレ・アガシとの対戦。フラッシング・メドウから地響きのような声援が聞こえてくるようだ。そういえば、今年の2月、サンノゼでの大会のとき、ブレークにサインをもらったな。これって、今Ebayに出したら高く売れるかも?