Google ChromeとMS Skymarket、そしてAndroid・・・出揃った感じだな

今日はグーグルの新ブラウザーChromeのお披露目で大騒ぎなのだけれど、その陰でひっそりと、マイクロソフトのSkymarketなるものが計画されているとの報道があった。Windows Mobile向けアプリの総合スーパーのこと。

http://blogs.pcworld.com/staffblog/archives/007642.html

WM対応ソフトはすでに18,000ぐらいある(iPhoneアプリは2000ぐらい)けれど、まとめて買えるところがなかったから、iTunes Storeみたいなのをボクもやるんだ!というわけ。グーグルも、Android Marketというのを企画しているそうで、負けちゃいられない。ただし、正式発表ではなく、求人広告からもれたお話として出ている。WM 7.0と一緒に出る予定らしい。

Androidといえば、最初の搭載機が9月半ばに出る(HTC/TMobileだろう)というウワサなので、来週サンフランシスコでのCTIA-IT展示会でなんか発表がないかな、とちょっと期待しているところ。

ということで、こんな感じで三強が出揃う。


       ブラウザー    モバイル           アプリ市場
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グーグル   Chrome      Android         Android Market
アップル   Safari       iPhone          iTunes Store
MS      IE         Windows Mobile    Skymarket


こうして並べると、グーグルはこの3つどれも、これから開拓する分野だから一番弱く、モバイル+アプリではアップル、ブラウザーではMSが強いわけで、グーグルが戦線を3つまで拡大して、どこまで新規参入バトルを戦えるか、ということになるだろう。グーグルの本拠、検索エンジンでは、すでにMSが敗れ去っているし、アップルは関係ないとしても、自分のところに入られないよう、どちらも防御を固めるだろう。

モバイルに関しては、きわめて「端末の美的魅力」がモノをいう世界であるため、カッコイイハードウェアを持つアップルは最強。MSはもう何年もやっているのに、対応ハードでいいのが出ないために、いまだにぱっとしないので、グーグルも同じ問題を抱えることになるかも。アプリ市場もそれに引っ張られる。

Chromeは、もうたくさん記事が出ているから、そちらにお任せする。

それにしても、ゲイツが去っても、やはりMSは、どうしても勝負に負けるのがイヤな体質なんだろうか。まー、Xbox Live Marketplaceではそこそこ成功しているし、「武士の商法」とは言わないでおこう。