世界をよくするために

スティーブ・ジョブズの話は、もうたっくさんの人が書いているので細かいことは省くが、今日はSJ本人がナレーションを行なった「Think Different」コマーシャルの未公開バージョンが話題になっている。

まさに、これがSJ自身の言葉なんだろう。彼は、多くのシリコンバレーのビジョナリーと同じように、「世界をよくするために」という信念をベースにして、技術をつくり、商売としていた。儲けたお金をチャリティに寄付するという意味では、ビル・ゲイツに負けてるとよく言われていたが、そうではなく、商売そのものを通じて、「世界をよくする」ことに努力してきた。

これが、ジョブスが稀代の偉人として尊敬される所以であり、またシリコンバレー文化の象徴である所以だ。

シリコンバレーは、こんな「理想主義」と、一攫千金を狙う「ゴールドラッシュ文化」がアウフヘーベンした土地なのだ。シリコンバレーで尊敬される会社は、なんらかの形で「世界をよくするために」商売をしている。そうでなければ、成功できない。

理念がなければ成功できない - 「フェースブック 若き天才の野望」 - Tech Mom from Silicon Valley

ちっぽけな私一人でも、ほんの少しなら世界を変えることができるかもしれない。To make the world a better place。そう思わないとな。

そんなことを、この動画を見てまた思い出している。