今日はアメリカの携帯電話25周年

シカゴに来ている。なぜかというと、今日はアメリカで携帯電話の商用サービスがここシカゴで始まってちょうど25周年。これを記念して、アメリカ携帯電話の歴史を記録する財団が設立され、その最初の資金集めとして、「Cellular 25」というパーティがあった。私は仕事仲間であるShosteck Groupと一緒に出席したのだが、結構お安くない値段なのに、「売り切れ」だったそうだ。

カクテルとディナーだったが、功労者の表彰が延々続くとかいうことが意外になく、「この中で、1980年代からこの業界に従事してきた人は立ってください」というとみんなで拍手するなど、いろいろなカテゴリーで来ている人みんなをrecognizeするような演出で、なかなか興味深い。ディナーの後、コメディ・グループの演技があったが、その中で特に、今から30年後の「ワイヤレス博物館」に来ている人という想定のコントが、内輪ネタ満載で大笑い。キャリアやメーカーのトップを含む業界の大物がいっぱい来ていて、私もいろいろ紹介してもらったり、話をしたりして、とても楽しかった。

特にうれしかったのは、今回の財団設立とパーティに関しては、この業界で活躍する「女性たち」が中心になって実現したということ。財団のpresidentは、無線業界が始まった当初から「アントレプレナー」として有名なArlene Harrisさん。いくつかの企業を起こし、最近も年配者向けのMVNO、Jitterbugを起こして頑張っており、70歳を超えてなお、エネルギッシュでとてもチャーミング。この業界の後輩としていつも尊敬している。このほか、業界誌の編集長や、携帯キャリアで長年働いている女性など、中心人物やボランティアとしてご同輩たちが参加しており、刺激を受けた。アメリカでも、携帯電話業界は女性で成功している人がまだまだ少ないということで、女性同士の連帯感がけっこう強く、仕事仲間のJane Zweigもそうだが、私にもなにかと親切にしてくれる。今回も、また友達がずいぶんできた。

私もがんばらなきゃ。何を、だかよくわかんないけど、がんばるぞー。