日系アメリカ人の歴史

今日はちょっとした、当地関連の話題。

芸能ニュースをあさっていたら、第二次大戦中の日系人収容所での野球を題材にした映画、「アメリカン・パスタイム」というのが作られている、という話を読んだ。中村雅俊ジュディ・オングが主演だそうだ。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060724i4w6.htm

このお話、原作は読んでいないが、子供向け絵本になったものを見つけて立ち読みしたことがある。というのも、北カリフォルニアに移り住んでから、この地の日系米国人の歴史に興味を持つようになったからだ。

日本では、アメリカなど海外に移住した日本人のことや、その歴史について、読んだり聞いたりした記憶がない。(最近、ドミニカの日系人に関して首相が謝罪したとかいう記事があったが。)数年前、サンフランシスコ市内のジャパン・タウンにある日系人会館で、同市の日系人コミュニティの歴史展示を見せてもらったことがあり、なんだか目からうろこという感じだった。

我が家近くのサンマテオでは、以前は日系人の居住区域が決められていた、という話も聞いた。ダウンタウン近くの、今はあまり高級とはいえない住宅地の一角だが、その狭い地域に日系人が押し込められていたのは、戦争中の話ではなく、1960年代ぐらいまでそうだった、と聞いて驚いた。

今、私はこの地で不自由なく暮らしている。ニューヨーク近郊と比べても、日本人に対して、周囲のアメリカ人の違和感が少なく、全体として日本人や日系人のステータスが高いと感じる。それも、この地で長いこと、日系人の方々が苦労してそのreputationを築き上げてこられたからなのだろうな〜、と思っている。ちなみに、サンノゼ空港は、9/11のときに世界に名を知られた日系人運輸長官、「ノーマン・ミネタ」の名がつけられている。

なかなか、日系人の歴史を勉強する時間がないが、そのうち社会科のリサーチとかで、息子に調べさせようと画策中。日本の皆様も、この映画をごらんになる機会があれば、アメリカの日系人について、少々思いを馳せてみてください。