iD Tech体験、始まりました

以前こちらでご紹介した、中高生向けの夏休みテクノロジー教室「iD Tech Camp」に日本の高校生に参加してもらおうという試みが、いよいよ今日から始まりました。

今回は、結局2人が参加することになりました。最初の試みでもあるので、私が一人でも面倒を見られる少人数で、かといって一人ぼっちでは寂しいので、2人というのはちょうどよかったかな、と思っています。ふたりとも、同じ高校一年生ですが、出身地も全く違い、今回参加するコースも別々です。英語はやや不安げでしたが、私の見るところ、「遊びの輪にはいる」ところまでは行くかどうかわからないけれど、「生活していく」レベルとしては大丈夫と思えます。

今日は昼前にMくんを空港で出迎え、その後、少し前にすでに到着して、別のお宅にお世話になっていたもう一人のSくんを迎えに行きました。ちょうど、地元日本人がたくさん集まるバーベキュー・パーティがあり、そこで落ちあおうということになっていました。到着したばかりのMくんは、ちょっと眠そうで可哀想だったのですが、ここで寝てしまわず、日にあたったほうが時差が早く解消する・・はず・・だということで、心を鬼にしてパーティへ。会場では、地元日本人の先輩たち皆に「えらいね」「よく来たね」「日本の将来はキミたちに(ry・・」と歓迎され、「頑張れ!」と送り出されてきました。

少し我が家で休み、夕方からいよいよスタンフォードに移動。スタンフォード大学のキャンパスは、それ自体が一つの町で、敷地にはいってからも延々と林と建物が続く道をうねうねと車で進みます。大学の主要な建物が集中する中心部ではなく、その周囲に位置する寮を借りて、iD Techだけでなく、ありとあらゆる夏休み教室が開催されており、いろんな色の看板が立っています。間違えないようにしないと・・・

我が家の息子にも(バイト料払って・・くそっ・・)手伝ってもらい、受付もスムーズに済みました。宿泊する寮は、昨年我が家の息子が泊まった寮よりずっと新しくてキレイ。二人部屋ながら、部屋の中に仕切りがあって、ドアを閉めればちょっと狭いながらプライベートな空間ができる作りなので、なかなか快適そうです。また、特に頼んだ訳ではないのに、主催者側の配慮で、すぐ近くの部屋同士にしてくれて、また向かい側にはもう一人別の日本人生徒さんがいて、適度な距離でいざとなったら助け合えるような感じです。同じ部屋ではベッタリしてしまうし、さりげなく近くに集めてくれた配慮には感謝しました。

部屋に荷物を置いた後、広い芝生の庭へ。知らない子同士が打ち解けるためのゲームが進行中でしたが、英語がわからないとパッと反応できないタイプのゲームだったので、すぐには参加せず、二人で様子を見ていました。iD Techのいいところは、必ずしもこういうところに参加を強制することもなく、クラスの間も、インストラクターにきちんと告げさえすれば、疲れたら外で休憩してもいいし、部屋で仮眠してもいいし、自分のペースを許してくれる、インストラクターはみんな親切、というのが息子の言。ギークによるギークのための教室、ですね。

「大丈夫かな?アメリカのご飯がちゃんと食べられるかな?」などと、ついつい母親業のクセで心配などしつつ、スタンフォードをあとにしました。このところ当地は冷夏で、夕方には強風が吹いて寒い日が続いていましたが、今日はちょうどいい夏の夕方。早く時差ぼけを治して、明日から元気でやってくれたら嬉しいと思っています。

iD Tech Camps | World’s #1 Summer Computer Camp for Kids & Teens