自閉症向けiPhoneアプリ「Voice4u」がWSJに載りました


以前、このブログでもアンケートのご協力をお願いした、自閉症向けiPhoneアプリ、「Voice4u」は、11月に日米同時に発売され、12/28日付けのウォール・ストリート・ジャーナル「App Watch」欄に記事が掲載されました。

App Watch: Apps as Parenting Tools - Digits - WSJ
http://voice4uaac.com/jp/

お話するのが苦手な自閉症の方が、このアプリ上のシンプルなアイコンで物や気持ちを表現して、それを見せることで周囲の人とコミュニケーションができます。アイコンをクリックすると音声が出て、サーチもでき、よく使うアイコンが上位に来る設定タブもあり、また自分の好きなものを写真にとって新しいアイコンとすることもできます。

アメリカでは英語版、日本では日本語版が販売されています。

このアプリは、シリコンバレー在住の日本人おかあさんである久保由美さんが、自分の自閉症の息子のために、こんなのが欲しいと思い立って始めたものです。これに、当地の心優しい若い日本人エンジニアが複数協力して、プログラムを書いたり事業の立ち上げを行い、自閉症専門家の協力を得て、絵も音声も自閉症の人に合うように、細かいところまで気を使っています。

たくさん売れる種類のアプリではないので少々値段は高め($30)ですが、同じことのできる代替手段(専用端末など)に比べて格安で、保険申請などの心配をしなくても買えるレベルです。現在、あちこちの自閉症関連団体などにご案内していますが、どこでも大変好評です。また、自閉症だけでなく、聴覚障害のある方などでもお使いいただけると思います。

このアプリがお役にたちそうな方をご存知でしたら、ぜひ紹介してあげてください。宜しくお願いいたします。

<追記>
Voice4uのTwitterアカウントはこちらです
http://twitter.com/sv4u