「米国周波数オークション戦記」掲載のお知らせ

アゴラ」に、私の周波数オークション体験とその前後の業界の動きと分析を書いた記事を掲載していただいた。

米国周波数オークション戦記 – アゴラ

先日書いた、周波数オークションに関するエントリーに「さわり」を書いたが、幸い、これだけについてまとまって書く場をいただき、次に機会があるかわからないので、長くなって申し訳なかったのだが、考えるところを書き出しておいた。

書きながら思ったのだが、この「C」ブロックのオークションにかかわった日本人は、別に私だけではない。オークション参加ベンチャーに出資していた日本の商社・メーカー・キャリアなどは、実は結構いたのだ。さすがに入札ボタンまで押したかどうかはわからないが、前後の事情に詳しい人は他にもいるはずなのだが、ネットで見ている限り、そういう人たちの姿は見えない。15年近い年月を経て、他の部門に移ってしまったか、引退してしまったか、はたまた言いたくても大企業従業員として言いたくても言えないのか。

せっかくの経験・ノウハウを、「業界」として、蓄積・流通させないともったいないのになぁ・・・などと。

というわけで、業界の皆様、「オークションはこわくない」ので、まずはいっぺんやってみてはどうかと思う。

なお、一番最近では、昨年700MHzをやっているが、その時の情勢分析記事をKDDI総研R&A誌に寄稿しているので、ご興味おありの方はご参考に。アゴラに書いたような、数千にわたるライセンス数は、30年ぐらいかかって昨年には最小で12区分まで減らすことができた。(Cブロックのみだが・・)これもまた、涙ぐましい努力ではある。

米国700MHz周波数オークション分析