CTIA2008@ラスベガス 第一日目

このあとは、マイクロソフトのWindows Mobile6.0の話だったのだが、ブランソンの後じゃ、完全に滑ってしまって、可哀相だった・・・WMのデモをやってる「いかにもマイクロソフト」のおにいちゃんが、新機能を見せたところで「How cool is it?」とアカルク呼びかけて普通なら拍手が出るべきところでも、しーーーんと静まり返っていた・・・

最後はスプリント・ネクステルの新CEO、ダン・ヘス(ヘシー?人によって発音がちょっと違う・・)。業績沈没気味の同社ながら、ヘス氏は以前AT&Tワイヤレスのトップを長くつとめ、ワイヤレス業界のベテランで業界にはシンパも多く、ちょっと顔が野球のゴジラ松井に似た、誠実で穏やかな感じの人。いわゆる「携帯電話」を超えた新しいプロダクトやオープン化への対応、WiMaxサービス(XOHM)へのコミットメントなどを語った。

ブランソンは目玉だったが、全体的には久しぶりに、LTEだとかWiMaxだとか、端末オープン化だとかキャリアの役割だとか、きわめて「無線通信」サービスの根幹に関わる本質的な話がキーノートで語られた、という印象。ここ数年のCTIAは、WiFiだとかMVNOだとか、エンターテイメントだとかホームネットワーキングだとか、業界的に見るとやや「傍流」「枝葉末節」のような話ばかりが多く、つまらなかったのだが、「久しぶりに面白いキーノートを聞いた」と思った。