をじさま方には陣笠を

今回の私の日経ビジネスオンライン記事は、おかげさまでアクセスランキング上位に入れていただきました。お読みいただいた皆様、ありがとうございます。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110607/220527/?P=1

で、そのランキングトップだったのが、「スーパークールビズ」のおはなし。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110609/220635/?P=1

この記事に関して、私のFacebook仲間が

「一歩進んで、男性向けにも日傘をお勧めしたい」

というコメントを書いた。帽子よりも広い影を作る日傘は暑さよけには効果が高い。それは一理ある。でも多分日傘ではをじさま方には抵抗があるだろう。日傘を持つのは手がふさがって面倒でもある。

それで、私は代替案を出した。

「それならば、『陣笠』はいかがでしょう?」

本当は、編笠のほうが風が通って涼しいのではないかと思う。昨年の夏、炎天下にわが息子が遊園地に遠足に行った時、あまりに暑くて売店ベトナム農民がかぶっているような、横からみると低い二等辺三角形になる形の安い編笠を買い、わざとヘタな英語で「ボクハリュウガクセイデス」と周りをだまして回った話を思い出したが、あれは理にかなっている。

しかし貧乏な新人クンならば編笠でいいかもしれないが、権威や序列を示さなければいけない上の人たちの場合、安い編笠ではいけない。となると、やはり塗の陣笠がいいのでは、と思った次第。

当然、正面には家紋ならぬ「会社のロゴ」がはいる。塗の立派な陣笠をかぶれるのは、地位のある人でないとダメ。縁が金色だとなんだとか、地位によりいろいろ変化をつければよい。

ついでに、家紋、じゃなくてロゴ入りの扇もオススメしたい。外回りから帰ってきたら、バタバタあおげるだけではない。部下がよいことをしたら、扇を開いて「あっぱれあっぱれ」とか言える。

ついでに、頭が蒸さないように月代も剃れば、髪の濃い薄いの差もなくなって・・・(以下省略

江戸城の城下大手町を、背広ネクタイに三菱紋とかの陣笠の人々が歩きまわる・・国家公務員は菊の御紋?外務省は太閤桐?NTTはあのぐるぐるマーク?島津製作所とかはけっこうマジに薩摩藩

ダメだ、妄想が止まらなくなった・・・