英語の日本映画ブログ、再開

1年前、スネスネ・コメントとともに更新を中止した、英語による日本映画関連の「邦画ニュース」ブログを少しずつ再開している。

http://hogacentral.blogs.com/

いろんなことをやっているうちに、いろんな人からいろんな話がはいってくるものだなぁ、と、人の縁の不思議さを思う。なにしろ、人の縁をきっかけに、このブログに日本で共同執筆していただける方が見つかった。また、以前ここに紹介した京都プロジェクトの前段階として、太秦東映映画村のご協力により、映画村と東映関係の情報をいろいろいただけることになった。相変わらずお金にはならないけれど、以前ほどの負担を感じず、やっている意味も少しはわかるような、そういうやり方の見通しがついたので、再開することにした。

共同執筆者の登場は、一応9月頃の予定。本当に、人との出会いとは面白い。

再開して自分でも少しずつ書き始めて思ったのが、1年前に感じた、「何も変わらない、何も進んでいない」というフラストレーションいっぱいの状況が、実はどうも少しずつでも何かが動いているようだな、ということ。これは、もしかしたら、「毎日見ている自分の子はぜんぜん変わらないように思うのに、たまにしか会わない他人の子はやたら早く成長するように見える」というだけのことかもしれないけれど。

このところ、アメリカで公開される日本映画が増えたように思う。劇場公開はまだまだ少ないけれど、DVDはかなり多くなった。以前なら、日本映画といえば、「黒澤・三船」のクラシック、アニメ、ホラーといったあたりが定番で、これに三池崇・黒澤清北野武などのカルト的ファンを持つ監督のものなどが加わる程度だった。でも、VIZ PICTURESさんなどの努力もあってか、フツーに日本で人気になった、フツーの日本人の生活やポップカルチャーをベースにしたものが、アメリカでもだいぶ見られるようになった。DVDで出さえすれば、Netflixでも借りられるので、これまでよりもはるかに、日本映画を見る敷居が低くなる。

ニューヨークでの「NY Asian Film Festival」はJapan Society New Yorkとタイアップして、今年もたくさんポップな映画をかけてくれているし、ロサンゼルスでも同様の映画祭が行われている。

アメリカで仕事をする監督や俳優、日本のことを描いたアメリカ映画も、ぼちぼち出てきている。

こういった、アメリカがらみのことだけ書いていても、毎日書くことがあるほどになっている。再開後、三池崇の「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」の劇場公開、「舞妓Haaan!!!」や「Death Note」のDVD発売、北村龍平監督がアメリカで作った映画の公開、日米を舞台にした「播磨矢橋」の記者会見の話などを書いた。

やりだしてみると、なかなか面白くなっている。他の日本映画関連の英語ブログをやっている方々に再開のお知らせをしたら、覚えていてくださり、welcome backのメッセージとリンクをはってくれたのもうれしかった。まだまだ読んでくれる人は少ないけれど、まずは以前のアクセス数レベルまで戻せるよう、コツコツやっていこうと思っている。

映画にご興味のある方は、ときどき寄ってみてください。