AndroidとiOS、強いヤツがつるんで弱い者いじめしてる図
次の日経ビジネスオンラインの原稿用に、前からよく使っているコムスコアの「モバイルOSのシェア」の数字をアップデートしてグラフにしてみた。この数字は、あちこちで「AndroidとiOS合わせて、市場の7割」という記事になっているが、こうして過去からのトレンドを見るとまた別の趣があっていとをかし。
ベライゾンがiPhoneを売りだしたのが今年2月のこと。私はかねてから、Androidの躍進はベライゾン様のおかげ、とこれまたあちこちで書いているが、巷ではベライゾンがiPhoneも扱いだし、店ではiPhoneをプッシュするのでAndroidは売れなくなる、との話も流れた。
でも、半年たってそうでもないことがわかったわけだ。ずっと見事に横一線でシェアを維持していたiPhone(緑)は、2月以降わずかに鎌首を持ち上げ、これまでの25%から26%に。一方、Android(赤)はカエルの顔になんとやら、まぁほんの少しペースは落ちた感じもするが、高ペースでシェアを伸ばしている。
つまり、AndroidとiOSと、強いヤツふたりで、他の弱いやつを叩きのめしまわっている構図。おかげで、RIMは「代官様、ご慈悲を」といってQNXでAndroid対応にするとかいう噂が流れ、WebOS(この図ではPalm)は白旗掲げて亡命を図っている(サムスンが買収とか??の憶測、憶測ですよ!クアルコムを頼って都落ちとの憶測もあるし)との噂。MSは衰退したノキア王朝を頼って逃れ、欧州で亡命政府をせっせと設立中。