ツイッター民意

内閣不信任案が否決された件。私がTwitterでフォローしている人はそれなりに偏っているので、TwitterのTLだけ見ていると日本の感情世論を読み間違うこともある。例えば都知事選で石原が再選されるとは思えなかった。

でも、今回はどうやら、私のTwitterワールドの「こんな時に何やってんだか」という感情世論が当たりだったようだ。

先週日本で友人と飲んだ際にも、「まぁそれにしても、菅さんは福田や安倍みたいに投げ出さないからまだいいよね。どんなに叩かれても辞めないで頑張ってるからいいよね。」という意見が出て、私もそうだなぁと思ったところだった。

不信任案出すってことは、それを出してる人たちは「菅はダメ」というだけでなく、その続きとして「自分ならもっとうまくやる」と思ってるはずなのだけど、その「続き」の部分が信用できないというのが「民意」だったんじゃないか。

テクニカルには、「落ち着いたら辞任」と菅が言ったから民主党造反組が寝返ったということらしいけれど、それは結局、「民意」の圧力は上記のようなことだと敏感に察した造反組が多かったのだろう。

菅が地震原発事故を起こしたわけでもなく、現状では誰がトップだったとしても今よりめざましくすばらしい対応ができるとは到底思えず、特にそれが、福田や安倍を次々に繰り出した自民党じゃぁねぇ、だいたいこんな状況下火中の栗を拾って総理をやりたいヤツが他にいるんか、信じられん、という私の感想と「ツイッター民意」はかなり多くの人に共通していたようだ。

それなりに、日本では民主主義が機能しているということだろう。