なぜ「チャイニーズ」は、落ち込んだ場面の食べ物なのか?
今日は(も?)手抜きで、夕食はチャイニーズのテイクアウト。で、あの全米標準化された紙箱にはいった焼きそばをつつきながら、10歳の息子が言った。
子「だいたい、こうやって紙箱からチャイニーズを食べるのって、テレビや映画だと必ず落ち込んだときの場面だよね。」
おお!そういえばその通り!彼女にフラれたり、悩んで疲れはてたりしている場面で、自宅で一人寂しく食事するときのお供は、あのチャイニーズの紙箱。ひとりぼっちの寂しさを増幅するあの紙箱。
子「中国人が見たら、なんて思うかな?」
ふむ。確かに、ひとりぼっちだと、ちゃんと料理したり外に食べに行ったりしたくないから、宅配やテイクアウトのチャイニーズになる、のはわかる。でも、じゃあピザだっていいじゃない。でも、ピザというと、友達がいっぱい集って、フットボール見てビール飲んでるときのお供が定番。子供のパーティも必ずピザだし、ピザは「楽しいときの食べ物」の記号。
ピザは分量が大きくなるので、みんなで食べるのは仕方ないとして、じゃぁなぜマクドナルドじゃない・・・?
結局、父が結論。
父「マクドナルドはテレビのスポンサーになるからな。ピザ屋もそうだ。でも、中華料理店はならない。」
それで、悪いイメージを一身に背負っている、かわいそうなチャイニーズの紙箱なのであった。まー、アメリカでは殺虫剤騒ぎがないだけ、まだいいのだけれど・・・